プログラム詳細
プログラムNo.:A5の詳細情報です。
プログラム概要「地球コンピュータ」
- プログラムNo.
- A5
- プログラム名
- パネルディスカッション
「地球コンピュータ」
概要
インターネット上のコミュニケーションの根幹となるインターネットプロトコル「IPv4」の誕生から25年余り、World Wide Webが登場して17年の時を経た今、デジタル情報と共通基盤の中で育ってきた「インターネット」は、ブラウザの発展でその表現力を手に入れました。そして、当初考えられていたコンピュータ同士の接続に留まらず、我々人間の生活に密着した多種多様な使われ方にその可能性を広げています。
創成期より“地球を包む”というミッションを持って生まれたインターネットは、当初の予想よりも早いスピードで、地球全てを覆う網となりました。これはまさに「地球コンピュータ」と呼ぶに値する状況と言えるでしょう。そして、その利用法は無限大の可能性を秘め、その力は国や人種を超えた地球レベルでのコミュニケーションパワーとも言えます。
このパネルディスカッションでは、これまで進化し続けてきたインターネットを、ここで今一度、見つめ直したいと思います。既成概念を取り除き、この地球を網羅するネットワークを使って「本当にやりたいことは何なのか」、「やるべきことは何なのか」、そしてそのために「今、やらなければならないことは何なのか」を考えていきます。そして、次の25年、50年後も無限の可能性を秘めたインターネットであり続けるための新たなるミッションを共有したいと思います。
同時に、プログラムの前半において議論のきっかけとして、各パネラーに向けた各国の子供達からの未来のインターネットへの提言「キッズデジタルサミット」も行い、インターネットの未来への展望へとつなげていきます。
※このプログラムには同時通訳が入ります
- 日時
- 9月16日(日) 10:00 ~ 12:00
※スタート時間が30分変更になりました - 会場
- 慶應義塾大学三田キャンパス東館 6階(DMC Global Studio)
- 協力
- 特定非営利活動法人CANVAS
講演者
- コーディネータ
砂原 秀樹
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 教授
有限責任中間法人 Mozilla Japan 理事 - パネリスト
Vinton Gray Cerf(ヴィントン G. サーフ)
Google, Inc. 副社長 兼 チーフ インターネット エバンジェリスト - パネリスト
村井 純
学校法人慶應義塾常任理事 兼 慶應義塾大学環境情報学部教授 - パネリスト
Mitchell Baker(ミッチェル・ベーカー) Mozilla Corporation CEO
地球コンピュータ ~キッズデジタルサミット~ について
インターネットを使って、いつでもどこでもつながれるようになった世界。
デジタルの未来社会はこれからどうなっていくのでしょう?街は?学校は?乗り物は・・・?キッズデジタルサミットでは、日本・アメリカ・タイの子どもたちが、それぞれの視点でデジタルの未来社会を想像し、大人に提言していきます
当日はMozilla24の各会場をつなぎ、事前ワークショップでまとめたアイデアをもとにディスカッションを行い、大人たちへ意見を投げかけます。
講演者紹介
コーディネータ
砂原 秀樹
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 教授
有限責任中間法人 Mozilla Japan 理事1960年兵庫県生まれ。88年慶應義塾大学理工学部博士課程修了。
電気通信大学情報工学科助手、94年奈良先端科学技術大学院大学情報科学センター助教授を経て、2001年から教授。
2005年情報科学研究科教授 村井純(慶應義塾大学環境情報学部教授)らとともに、1984年からJUNET、1988年からWIDEプロジェクトを通じて、日本におけるインターネットの構築とその研究に従事。
現在は、自動車や様々なセンサをインターネットに接続して新たな情報通信基盤を構築するプロジェクトを進行中。
パネリスト
Vinton Gray Cerf (ヴィントン G. サーフ)
Google, Inc. 副社長 兼 チーフ インターネット エバンジェリストロバート カーン氏とともに TCP/IP プロトコルおよびインターネットの基本的なアーキテクチャを設計し、「インターネットの生みの親」としてその名を広く知られています。
1997年には、彼らの業績を称えてクリントン大統領から米国技術栄誉賞を授与されました。
2005年、サーフとカーンは米国で一般国民に与えられる最高の栄誉である Presidential Medal of Freedom (大統領自由勲章)を授与されました。
この勲章は、インターネットを経由してデータを送信するために使用されるソフトウェアコードに対する努力により、2人が「世界的な商業、通信、およびエンターテインメントを変えたディジタル革命の最先端」にいた証です。1994 年から2005年まで MCI の上級副社長を務め、それ以前は1982年から1986年まで MCI の副社長を務めた後一度同社を離れ、1986年から1994年まで Corporation for National Research Initiatives (CNRI) で副社長を務めました。
1976年から1982年にかけては米国国防総省の高等調査事業機関 (DARPA)にて、インターネットとインターネットに関連するデータ パケット、およびセキュリティ技術の開発において重要な役割を果たしています。2000 年より Internet Corporation for Assigned Names and Numbers(ICANN)の理事長を務め、1998年より Jet Propulsion Laboratory の客員研究員も務めています。
1992年から1995年まではインターネット協会(ISOC)の初代会長を務め、2000年まで同協会の理事長を務めました。他にも、電気電子学会、米国計算機学会、米国科学振興協会、アメリカ芸術科学アカデミー、国際工学企業連合、コンピュータ歴史博物館、および米国工学アカデミーの特別研究員を務めています。
インターネット界におけるその功績を称えて、マルコーニ協会賞、米国工学アカデミーのチャールズ スタークドレイパー賞、科学技術に対するアストゥリアス王子賞、聴覚障害者のためのアレクサンダー グラハム ベル協会のアレクサンダー グラハムベル賞、米国計算機学会の A.M. チューリング賞、国際電気通信連合の銀メダル、電気電子学会のアレクサンダー グラハム ベルメダルなど、さまざまな賞を受けています。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校でコンピュータ サイエンスの博士号の他、多数の名誉学位を取得しています。
パネリスト
村井 純
学校法人慶應義塾常任理事 兼 慶應義塾大学環境情報学部教授1955 年生まれ。
1984 年慶應義塾大学大学院工学研究科数理工学専攻博士課程単位取得退学
1987 年博士号取得。
1984 年東京工業大学総合情報処理センター助手、
1987 年東京大学大型計算機センター助手。
1990 年慶應義塾大学環境情報学部助教授を経て1997 年より教授。
1999-2005 年慶應義塾大学SFC研究所所長。
2005 年5月より学校法人慶應義塾 常任理事。
1984 年 JUNET を設立。
1988 年 WIDE プロジェクトを設立し、今日までその代表として指導にあたる。
2005年 Internet SocietyよりJonathan B.Postel Service Award受賞、社団法人情報処理学会 フェロー、日本学術会議 第20期 会員。著書
「インターネット」、「インターネットII」(岩波新書)、「インターネットの不思議、探検隊!」(太郎次郎社エディタス)監訳
「インターネットシステムハンドブック」(株式会社インプレス)、「IPv6:次世代インターネットプロトコル」(プレンティスホール) 、「アンワイアード果てしなきインターネットの未来―4Gへのシナリオ」(株式会社インプレス)他。
パネリスト
Mitchell Baker (ミッチェル・ベーカー)
Mozilla Corporation CEOMozilla Corporation(モジラコーポレーション)の最高責任者であり、Mozilla Projectの「Chief Lizard Wrangler」(トカゲ世話役主任))の異名を持つミッチェル・ベーカーは、世界から集まったボランティアや従業員が協力しあう環境を整え、次世代の WebブラウザFirefoxやメールソフトThunderbirdといった真にユーザの価値を追及した商品を提供、インターネットアプリケーションの世界に選択の自由と革新をもたらした。
Mitchellは1999年からモジラプロジェクトのジェネラルマネージャーとして活動、2003年のMozilla Foundationの設立から2005年のMozilla Corporationの設立にいたるまでさまざまなプロジェクトの立役者となった。
タイムマガジンでは、2005年の「科学者と思想家100人」に選ばれ、オープンソースソフトウェアやFirefox現象の語り手として、“The Charlie Rose Show”や“CNN Global Office”に出演している。
